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【堺市】不動産売却でかかる費用は?仲介手数料・税金・諸費用を完全網羅!

2026年04月10日

「堺市で不動産を売却しようと思っているけれど、一体いくらくらい費用がかかるんだろう…?」

住み替えや相続、資産整理など、不動産売却を決断されたあなた。しかし、売却には物件価格以外にも、仲介手数料や税金、登記費用など、様々な費用がかかることをご存知でしょうか?

「思っていたより費用がかかってしまった…」「もっと準備しておけばよかった…」

そんな後悔をしないために、この記事では堺市での不動産売却に特化し、具体的にどのような費用がかかるのか、その金額の目安はいくらなのかを徹底的に解説します。

この記事を読めば、あなたが必要となる費用の全体像を把握でき、安心して売却活動に臨めるはずです。さあ、不安を解消し、満足のいく不動産売却への第一歩を踏み出しましょう。

仲介手数料:不動産会社への報酬

不動産売却において、不動産会社に売却活動の仲介を依頼した場合、成功報酬として支払うのが「仲介手数料」です。これは、買主を見つけ、売買契約から引き渡しまでの一連の手続きをサポートしてもらうための費用となります。

仲介手数料の計算方法と上限

仲介手数料には、宅地建物取引業法によって上限額が定められています。一般的な計算式は以下の通りです。

  • 売買価格200万円以下の部分: 売買価格 × 5% + 消費税
  • 売買価格200万円超400万円以下の部分: 売買価格 × 4% + 消費税
  • 売買価格400万円超の部分: 売買価格 × 3% + 消費税

この計算を簡略化した速算式として、「売買価格 × 3% + 6万円 + 消費税」がよく用いられます。これは、売買価格が400万円を超える場合に適用できる計算式です。例えば、売買価格が2,000万円(税抜)の物件の場合、仲介手数料の上限は以下のようになります。

2,000万円 × 3% + 6万円 = 60万円 + 6万円 = 66万円(税抜)

これに消費税(10%)を加算すると、66万円 × 1.1 = 72.6万円が上限額となります。

売買価格による特例

2024年7月1日からは、売買価格が低い物件の売却を促進するため、仲介手数料に特例が設けられました。売買価格が800万円以下の不動産を売却する際に、不動産会社が通常の仲介業務に加えて「現地調査」や「広告活動」に要する費用が著しく困難な場合、上限額が「33万円(税込)」まで引き上げられることになります。

この特例は、売買価格が低い物件では、通常の計算式では仲介手数料が少なくなり、不動産会社が十分な活動を行いにくいという背景から導入されました。これにより、低価格帯の不動産でも積極的に売却活動を行える環境が整えられ、売主が買主を見つけやすくなることが期待されます。ただし、この特例を適用するには、売主からの依頼が必要であり、不動産会社が特例適用について説明し、合意を得る必要があります。

税金:売却時にかかる主な税金

電卓と硬貨の上に税金と書かれた札が置いてある写真

不動産売却では、売却益の有無にかかわらず、様々な税金が発生します。これらの税金は売却費用の中でも大きな割合を占めることが多いため、事前に種類と金額の目安を把握しておくことが重要です。

印紙税:契約書に貼る収入印紙

印紙税とは、不動産売買契約書などの課税文書に貼付する収入印紙にかかる税金です。契約書を作成する際に必要となり、契約金額に応じて税額が変動します。

例えば、売買金額が1,000万円超5,000万円以下の場合は1万円、5,000万円超1億円以下の場合は3万円の印紙税が必要です(2024年3月31日までの軽減措置適用後)。売買契約書は売主・買主それぞれが保管するため、通常は2通作成し、それぞれの契約書に印紙を貼付します。

登録免許税:登記手続きにかかる税金

登録免許税は、不動産の登記手続きを行う際に課される税金です。不動産売却においては、主に所有権移転登記や、住宅ローンを完済した際の抵当権抹消登記の際に発生します。

登録免許税の税額は、原則として不動産の固定資産税評価額に一定の税率をかけて算出されます。例えば、所有権移転登記の場合、通常の税率は固定資産税評価額の20/1000ですが、特定の要件を満たす住宅用家屋の売買では軽減税率が適用されることがあります。

譲渡所得税:売却益にかかる税金

譲渡所得税は、不動産を売却して利益(譲渡所得)が出た場合に課される税金です。この税金は所得税と住民税を合わせたもので、売却した不動産の所有期間によって税率が大きく異なります。

所有期間が5年以下の場合は「短期譲渡所得」、5年を超える場合は「長期譲渡所得」と区分され、短期譲渡所得の方が高い税率が適用されます。これは、投機的な取引を抑制するための措置です。売却益が出た場合にのみ課税されるため、売却損が出た場合は原則として課税されません。

譲渡所得税の計算方法(短期・長期)

譲渡所得税は、以下の計算式で求められます。

譲渡所得 = 売却価格 - (取得費 + 譲渡費用)

  • 売却価格: 不動産を売った金額
  • 取得費: 不動産を購入したときの費用(購入代金、購入手数料、改良費など)
  • 譲渡費用: 不動産を売るためにかかった費用(仲介手数料、印紙税、測量費など)

この譲渡所得に、所有期間に応じた税率を乗じて税額を算出します。

  • 短期譲渡所得(所有期間5年以下): 所得税30% + 住民税9% = 計39%
  • 長期譲渡所得(所有期間5年超): 所得税15% + 住民税5% = 計20%

所有期間の起算日は、原則として購入した日ではなく、購入した不動産の引き渡しを受けた日です。5年を超えるかどうかの判定は、売却した年の1月1日時点で行われます。

3,000万円特別控除などの特例

マイホーム(居住用財産)を売却した場合には、譲渡所得税を軽減するための特例がいくつか設けられています。中でも代表的なのが「3,000万円特別控除」です。

これは、マイホームを売却して利益が出た場合、譲渡所得から最高3,000万円までを控除できるという制度です。この特例を適用できれば、売却益が3,000万円以下であれば譲渡所得税はかからないことになります。

この他にも、マイホームを買い替える場合に利用できる「特定の居住用財産の買換え特例」や、相続した空き家を売却する場合に適用される「空き家の3,000万円特別控除」など、様々な特例が存在します。これらの特例にはそれぞれ適用要件があるため、ご自身の状況で利用できるものがないか、事前に確認することが大切です。

抵当権抹消費用:ローン残債がある場合に必要

抵当権抹消費用とは

住宅ローンなどが残っている不動産を売却する際、買主に引き渡す前に、その物件に設定されている抵当権を抹消する手続きが必要です。抵当権とは、金融機関がローンを貸し出す際に、万が一返済が滞った場合に備えて不動産を担保にする権利のことです。この抵当権が残ったままでは、買主は安心して物件を購入できないため、売却時に必ず抹消しなければなりません。この手続きにかかる費用が「抵当権抹消費用」です。

登録免許税と司法書士報酬

抵当権抹消手続きには、主に以下の2つの費用がかかります。

  • 登録免許税: 抵当権抹消登記を行う際に国に納める税金です。不動産1個につき1,000円と定められています。例えば、土地と建物で構成される不動産の場合、それぞれに1個と数えられるため、合計で2,000円が必要となります。
  • 司法書士報酬: 抵当権抹消登記の手続きは複雑なため、多くの場合、専門家である司法書士に依頼します。この際に発生するのが司法書士への報酬で、一般的には1万円〜2万円程度が目安となります。報酬額は司法書士事務所によって異なるため、事前に確認することをおすすめします。

司法書士報酬:登記手続きの専門家への依頼費用

不動産売却の相談をする顧客と営業担当者

不動産売却では、所有権の移転登記や抵当権の抹消登記など、様々な登記手続きが必要になります。これらの手続きは専門的な知識を要するため、多くの場合、司法書士に依頼することになります。司法書士報酬は、これらの登記手続きを代行してもらうための費用です。

司法書士報酬の目安と依頼範囲

司法書士報酬は、依頼する手続きの内容や複雑さ、司法書士事務所によって異なりますが、一般的な目安としては以下のようになります。

不動産売却において司法書士に依頼する主な業務は、売主側では抵当権抹消登記、買主側では所有権移転登記ですが、売買契約の立会いや書類作成なども業務範囲に含まれることがあります。

  • 抵当権抹消登記: ローンを完済し、物件についていた抵当権を抹消する登記です。この費用は売主が負担するのが一般的で、1万円〜2万円程度が目安となります。これには、司法書士の基本報酬と、登記申請にかかる実費などが含まれます。
  • 所有権移転登記: 不動産の所有権を売主から買主へ移転するための登記です。この費用は買主が負担するのが一般的ですが、売主も協力義務を負います。
  • その他: 売買契約の立会いや、本人確認、登記に関する相談など、依頼内容に応じて追加費用が発生することもあります。

司法書士報酬は自由化されているため、事務所によって差があります。そのため、複数の司法書士事務所に見積もりを依頼し、費用とサービス内容を比較検討することをおすすめします。

その他の諸費用(状況に応じて発生)

不動産売却には、ここまで解説してきた仲介手数料や税金、登記費用といった必須の費用以外にも、売却する物件の状況や売主様の意向に応じて発生する様々な諸費用があります。これらの費用は、売却価格やスムーズな取引に影響を与える可能性があるため、事前に把握しておくことが大切です。

測量費・境界確定費用

土地付きの不動産を売却する際、隣地との境界が不明確な場合や、過去に測量が行われていない場合には、測量費用や境界確定費用が発生することがあります。これは、買主様が安心して土地を購入できるよう、境界を明確にするために行うものです。特に、隣地とのトラブルを避けるためにも重要な費用となります。費用は土地の形状や広さ、隣接地の数によって異なりますが、数十万円かかるケースも少なくありません。

建物解体費用

古家付きの土地を「更地」として売却する場合、建物の解体費用が発生します。更地にすることで、買主様が自由に建物を建てられるため、売却しやすくなるメリットがあります。解体費用は、建物の構造(木造、鉄骨造、RC造など)や延べ床面積、立地条件(重機が入りやすいかなど)によって大きく変動します。例えば、木造住宅であれば坪あたり数万円が目安ですが、構造が複雑であったり、アスベストが使用されていたりする場合にはさらに高額になる可能性があります。

クリーニング・リフォーム費用

物件の印象を良くし、より良い条件で売却するために、任意でハウスクリーニングや小規模なリフォームを行うことがあります。例えば、水回りの清掃、壁紙の張り替え、設備の修繕などが挙げられます。これらの費用は必須ではありませんが、買主様への印象が向上し、早期売却や高値での売却に繋がる可能性もあります。ただし、費用対効果を慎重に検討し、過度な投資にならないよう注意が必要です。

引越し代・不用品処分費

不動産を売却する際には、現在の住まいから新しい住まいへの引越し費用が発生します。また、長年住んでいた家には多くの家財道具があるため、新居に持っていかない不用品の処分費用も考慮に入れる必要があります。引越し費用は荷物の量や移動距離、時期によって変動し、不用品処分も量や種類によって費用が変わります。これらの費用も意外とまとまった金額になるため、売却計画に含めておくことが重要です。

費用を抑えるためのポイント

POINTと黒板に書いてある写真

不動産売却にかかる費用は多岐にわたりますが、工夫次第で抑えられるものもあります。ここでは、手残りを最大化するためのポイントをご紹介します。

仲介手数料の交渉

不動産会社に支払う仲介手数料は、法律で上限が定められているものの、その範囲内であれば交渉の余地がある場合もあります。特に複数の不動産会社を比較検討する中で、サービス内容に見合った手数料を提示してもらうよう相談してみるのも一つの方法です。ただし、手数料が安すぎる会社はサービス品質が低い可能性もあるため、信頼できる会社を選ぶことが重要です。

特例・控除の積極的な活用

譲渡所得税には、要件を満たせば適用できる様々な特例や控除があります。代表的なものとしては、「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円特別控除」が挙げられます。これらの特例を適用できるかどうかで、税負担は大きく変わるため、ご自身の状況で利用できるものがないか必ず確認し、積極的に活用しましょう。不明な点があれば、税務署や税理士に相談することをおすすめします。

不要な修繕・クリーニングは避ける

売却する不動産の状態によっては、リフォームやハウスクリーニングを検討することもあるでしょう。しかし、費用をかけて修繕やクリーニングを行っても、必ずしもその費用が売却価格に上乗せされるとは限りません。買主のニーズや物件の状況を考慮し、費用対効果の低い過度な修繕は避けるのが賢明です。最低限の清掃で十分な場合も多いので、不動産会社と相談しながら必要な範囲を見極めましょう。

複数社査定で適正価格を把握

不動産の売却価格は、手残りに直結する最も重要な要素です。複数の不動産会社に査定を依頼することで、ご自身の物件の適正な市場価格を把握できます。これにより、相場よりも安く売却してしまうリスクを避け、適正な価格で売却することで、結果的に手残りを増やすことにつながります。査定額だけでなく、売却戦略や担当者の対応も比較検討し、信頼できるパートナーを見つけることが大切です。

堺市での不動産売却、専門家への相談が重要

不動産売却は、専門的な知識と多くの手続きを伴うため、信頼できる専門家のサポートが不可欠です。特に堺市という地域で売却を進めるにあたっては、地域の特性を理解した専門家との連携が成功の鍵となります。

堺市特有の事情と情報収集

堺市内で不動産売却を検討する際、まず重要となるのが地域特有の市場動向や法規制、取引慣習を把握することです。堺市内には、泉北ニュータウンのような大規模住宅地から、歴史ある市街地、商業地域まで多様なエリアが存在し、それぞれで不動産ニーズや価格相場が異なります。

地域に密着した不動産会社は、このようなエリアごとの特性を熟知しており、より精度の高い査定や効果的な販売戦略を提案してくれます。また、地域のネットワークを活かして、隠れた需要や買い手候補を見つけ出してくれる可能性も高まります。インターネット上の情報だけでなく、地域に根差した専門家からの生きた情報を収集することが、売却成功への近道となるでしょう。

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